短文置き場

読んだ本の感想等を200文字程度で書いていきたいです。

2023-01-20から1日間の記事一覧

『黄昏の岸 暁の天』小野不由美

『魔性の子』の裏で、十二国記で起こっていた出来事が描かれる。 陽子の王としての成長は喜ばしいが、あんなに希望に満ちていた戴極国がすぐに混乱に陥っていたことへの衝撃が大きい。 話はここから!というところでこの巻は終わってしまう。 続刊の出版は1…

『華胥の夢』小野不由美

十二国記シリーズの短編集 「政治」に焦点があり、「民」の話がメインだった『丕緒の鳥』の対となる作品 楽俊や祥瓊等、個人的に好きな人物の成長を感じることもできた 表題作の「華胥の夢」は、十二国記には珍しくミステリー小説風味である 「責難は成事に…