短文置き場

読んだ本の感想等を200文字程度で書いていきたいです。

『図南の翼 十二国記』小野不由美

珠晶が供王になるまでの物語。

珠晶にある王の器に周囲が徐々に気づいていき、皆の信頼を得ていくストーリー展開がすごく面白かった。頑丘の不器用さは景麒を思い出す。

珠晶の昇山の理由が語られるシーンでは思わず泣いてしまった。

巻末の解説にもあるとおり、本シリーズの中で一番の傑作かもしれない。